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ツガワの“徹底”とは?

皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。
現代の経営の神様“稲盛和夫”氏(京セラ創業者)8月24日逝去、ペレストロイカとグラスノスチの提唱者“ミハイル・ゴルバチョフ”氏(ソビエト連邦最後の指導者)8月30日逝去・・・に引き続き、エリザベス2世(イギリス連邦王国女王)が9月8日に逝去されました。三者三様、世界に大きな影響を与えた偉人であります。三人とも直接会える様な方々ではありませんので、限られた情報からの得た教えの数々でありましたが、今の私の人生に少なからぬ影響を与えて頂きました。ここに改めて、世界の大人物から更に多くを学んで参りたいと思った次第です。
 
今年に限ったことではありませんが、日本でも世界でも次々に時代を築いてきた人たちが亡くなっていきます。また、政界、財界、官界、文化芸能界やスポーツ界など様々な業界で活躍された人たちの引退も相次ぎます。最近とみに考えるのは・・・“温故知新”という言葉の意味であります。特に、“故きを温ねて新しきを知る”の“故きを温ねて”の部分。これは、人からということだけでなく、様々な風習・習慣、良い経験、国や地域に根差した人としてのあり方等々への学びであり理解であると思います。が、今、これらへの学びの力の入れ方
が如何にも不十分である様に感じるのは私だけでしょうか? 
“新しきを知る”ことは、とても楽しいことであり、人類の進歩に欠かせないことであります。しかしながら、更にもっと重要なことは“故きを温ね”たことによる人としての重要重大な気づきではないでしょうか?稲盛和夫氏や、その教えに関する書籍は多数出版されてお
り、私の相当数読んでおりますが・・・これを機に、ミハイル・ゴルバチョフやエリザベス2世の偉業を学び直してみようかと。更には、もっと身近な諸先輩の方々から多くの教えを乞うてみようかと思います。
 
“故きを温ねて”という点からもう一つ!大いに考えねばならないことがあります。それは・・・“徹底する”の陳腐化であります。一つ一つの事象や問題に対して臨む姿勢の弱さとでも申しましょうか?考える幅や深さが非常に狭く浅くなってきていることが私自身気になります。これは、私を含めたほぼ全ての現代人に共通する点であると思います。自分は、考える幅も深さも自信があるという方もいるとは思いますが・・・私から言わせれば、頭ばかり良く、知識がやたらと有り、理論武装に優れた人が、その能力を誇示している様にしか見えません。違う観点から申せば・・・その能力を他人を言い負かしたり、批判したりという側面で使うことが多く、弱い立場の人たちや周囲の人たちの利の為に使うことが少ない様に見えるのです。
 
上記三人の偉人に限らず、世にいう大人物は、自分のことよりも他人の為、世界平和の為に、その類い稀なる能力を出し切った人の様に思うのです。そう、この“出し切る”即ち、自身の信じる道において“徹底”的に力を尽くしたのでは?では、我々は?我々は各人が持つ能力を出し惜しみしているのか?何か出せない、出さない理由があるのか?・・・この辺りを学び直してみようと思います。何故ならば、この“徹底”ということが、公私において今我々が最も重要視せねばならない行為であると感じるからであります。
 
では、昔の人たちが我々よりも“徹底”がなされていたのでしょうか?私にもそれは分かりかねますが、何となしの感覚ではありますが、昔(どこまでの昔をいうのかということもあるが)の人たちよりも、現代を生きる我々の方が多少弱くなっているのでは?と思うのです。
我々の能力は人それぞれであります。ただ、まだまだせっかくの力を出し切っていないのでは?“徹底”という行為を実行していないのでは?と思えてなりません。私も自身の行為にこの“徹底”が足りていないことを実感している一人であります。我々は、“徹底”的とは?
“徹底”するとは?を今一度考える必要があるのではないでしょうか。私は、上記3人の偉人から・・・稲盛和夫氏からはその経営手法の徹底度、ミハイル・ゴルバチョフ氏からは平和追及の徹底、エリザベス2世からはリーダーシップの徹底を学んでみようと思います。各人が持つ能力を出し切る為の“徹底”という行為を理解しようと思います。
 
冒頭からの世界的偉人の偉業からスタートし、その偉業を裏付け支えた“徹底”という行為を改めて学び、理解しようと再三申して参りました。では、何故?しつこいほどに“徹底”的、“徹底”するの重要性を私が言うのかを簡単にお話致します。
 
大いなる反省をもとに、私の申し上げたいことは一つ!!
 
『ツガワは、全ての業務において日々大変な努力をしております。これは、お客様にも十分ご理解頂いております。ただ、これからもそれで良いか?というと、それはNOであります。残念ながら、それら全てにおいて“徹底”されておりません。』
 
私は、この2Q(9月~)より、“ツガワの徹底”をスタートさせたいと思います。そのポイントは?
 
『当たり前のことを当たり前に一所懸命やることを“徹底”とは言わない。そこに誰もやったことのないやり方や新しいやり方を加え、結果(成果)を必ず出すことを期してやること、やり遂げることを“徹底”という。』
 
ツガワは、“徹底”的なり“徹底”するをそう定義づけます。勘違いしてはならないのは、当たり前のことを当たり前の様に粛々とやることは大事。ですが、それだけではダメということです。残念ながら、これからの世の中、当たり前のことを当たり前にやっていて結果が出
せるほど甘くはありません。そこに、新しいやり方や誰もやったことのないやり方を加え、それを“徹底”的にやる、“徹底”するのです。 
では、ツガワは2Qから何を“徹底”的にやるのか?何を“徹底”するのか?を以下に。
 
≪“ツガワの徹底”とは?≫
 
先ずは、以下のことを反省の念を込めて心して参ります。
 
『当たり前のことを当たり前に(一所懸命)やって満足しないこと』
 
『現状やっている努力だけでは今後、通用しない時期がやって来ることを認識すること。』
 
『自信を持つことは良いことだが、変に持ち過ぎると驕りが生まれ、それ以上の成長は見込めないと思うこと。』
 
1)5Sを“徹底”的にやる、”徹底”すること
 
2)品質改善・向上を“徹底”的にやる、“徹底”すること
 
3)原価改革・改善を“徹底”的にやる、“徹底”すること
 
4)創意工夫・アイデア創出を“徹底”的にやる、“徹底”すること
 
もう一度!ツガワは2Q(9月~)より・・・・・
 
『当たり前のことを当たり前に一所懸命やることを“徹底”とは言わない。そこに誰もやったことのないやり方や新しいやり方を加え、結果(成果)を必ず出すことを期してやること、やり遂げることを“徹底”という。』
 
全社員がそう心得、取り組んで参ります。

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