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ツガワブログ

ツガワのイノベーション始まる!!

皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。
1月にトランプ氏が大統領に就任して以来、トランプ政権に対して私は、よく“トランプショック”という言葉を使って参りました。直近では、自動車関税(25%)で大いに(悲観的に)盛り上がっております。それにより、自動車部品メーカーの業績低迷懸念、GDPが何パーセット落ちるという心配、他産業への伝播による景気低迷不安等々・・・正に、各所に大きなショックが発生する様相が色濃くなって参りました。ただ、先日、ある方とお話する中で、その方が“トランプ効果”を盛んに説いていたのが印象的でした。つまり、日本はいつの時代も外国からの圧力が無いと変われない国ということからのこの言葉。令和の黒船?特に、トランプ関税や諸々な負担増圧力により、ようやくこの暢気な国(日本)が動き始めてきたというのです。
分かり易いところでは、国防とエネルギー。“自分の国は自分で守る”という国家としての一丁目一番地でさえ、妙な平和主義を建前にしてこの国(日本)はこれまで真剣に向き合ってきませんでした。エネルギー問題も然り。東日本大震災による福島第一原子力発電所の問題はあるにせよ、原発について真剣に向き合ってきたとはとても思えません。更には、この方いわく・・・「日本は、現代の世界事情に合わせた中で“富国強兵”という絶対テーマに目を背けてはならない。」と。つまり、“富国”即ち、経済力を強くするということと、“強兵”即ち、他国からの侵略を許さない軍事力強化(非武装国家→武装中立国家という意味?)をするということであります。この方はまた、「トランプ政権による関税や負担圧力などがなければ、日本はこれからも目覚めることはなかった。これはもう“トランプ効果”としかいえない。」と。
この“トランプ効果”・・・私は、ビジネスの世界でも今後大いに威力を発揮すると思っております。それは・・・消えかかっている(日本の)イノベーションが息を吹き返すと考えるからです。イノベーションとは、言わずと知れた変革、刷新、技術革新の意。私の勝手な考え方でありますが、イノベーションは大きな戦いや甚大なショックの後にしか生まれていない様な気が。例えば、明治維新や先の大戦・・・例えば、巨大な自然災害・・・例えば、大きな経済的なショックなどなど。今回は、政治的なショックとなります。それも、日本のみならず世界中に多かれ少なかれ影響を及ぼす様なもの。
ただ、ここで一つ条件が・・・大きな戦いにしろ、甚大なショックにしろ、それらはイノベーションを起こす起爆剤にはなりますが、本当にイノベーションを起こすには相当なるエネルギーが必要ということ。これを忘れてはなりません。このエネルギーが無ければ、イノベーションを起こすどころか、更に状況は悪くなって参ります。あくまでも私の直感ですが、今の日本は、このエネルギーがギリギリのところにある様な気がするのです。つまり、今回のトランプショックを“トランプ効果”にするには、少しばかりエネルギーが足りなくなっている様に思うのです。
私が何を言いたいのかと申せば・・・我々ツガワにおけるイノベーションも然り。ツガワを取り巻く事業環境からすると、イノベーションの範囲や可能性は無限大。やり方、やる気によっては、ショックどころか大きな大きな効果を生み出すことが可能。では、肝心の必要とされるイノベーションを起こすエネルギー残量についてはどうか?今のツガワのエネルギー残量は、お世辞でも控え目でもなく、私は大いにあると判断しております。それは一体どういうことか?と申せば・・・・・九州佐世保工場(大塔工場)の7人の侍ならぬ7人の先陣部隊を2月末に見送った時に感じたことにあります。今年の数ある挑戦の初戦を担うメンバーの並々ならぬ意欲の中に、ハッキリとそのエネルギーを感じたのです。勝手のわからぬ地で、半導体を中心とする巨大マーケットに相対し、地元佐世保市からの大きな大きな期待に対して、たったの7人で立ち向かって行ったのです。
 
私は、国にとっても企業にとっても、そして個々人にとっても、今はイノベーションを発揮する絶好の時であると思っております。そして、このイノベーションにはエネルギーは必要というお話をして参りました。そして、そのエネルギーは掛け値なしに今のツガワにはあるとも申しました。しかし、まだあと一つ必要なものがあるのです。
それは・・・“挑戦”、“挑戦心”であります。これを7人の九州佐世保工場(大塔工場)先陣部隊の皆さん全員が持っていたのです。それも、かなり強いものを。ツガワの今年の一字は“挑”であります。正に、この7人は先陣を切ってそれを実行し始めたのです。ただ、ツガワの“挑”、“挑戦”、“イノベーション”は、今始まったばかり。アメーバ経営、3工場同時立ち上げ、自社製品の事業化、花巻工場内工場(一部板金化)、DX革命、地域創生活動、そして・・・サスティナブル経営(サスティナブルブランディング)。
今、ツガワは、これらイノベーションの数々、尽きることのない挑戦する経営スタイルの新しい表現を模索しております。ブランドプロミスやマテリアリティを考えております。
 
『ツガワとは一体どんな会社?』
 
この1年間、メンバーを選定し、テーマ分けし、チーム編成し、様々な観点からこのサスティナブル経営(サスティナブルブランディング)を検討して参りました。この間、素晴らしい論議が各テーマでありました。私自身、それら論議に加わらせて頂き、多くの感動を頂きました。今日は、私の考え方も少しオンした進捗報告をしたいと思います。あくまでも進捗です。
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Be Creative,Be Glocal(価値創造・地域創生)
 
モノコトそうぞう法人
未来価値をそうぞう(想像)し、そうぞう(創造)する企業
 仲間と共にアカルイミライをカタチづくり、夢をカタチにし、その夢を未来につなぐ
 
未来価値共創クリエイター
それがツガワである  
 
私は、来年度(2025年6月〜)から、ツガワをそんな会社にしたいと考えております。我々ツガワを取り巻く国内マーケットは、少なくも20兆円を下らないとみております。内訳は…精密板金マーケット5兆円、ODM/EMSマーケット5兆円、加工系(表面処理・金属加工・組立加工など)2兆円、物流3兆円、ロボット系(省力化機械・自動機など)5兆円。
また、当社が注目しているところは…中小モノづくり業界にイノベーションを起こす新たなビジネスモデルづくり。世の中からはほとんど注目されていないが、モノづくり日本にとっては極めて重要な取り組みとなるでしょう。本件について、社内でも様々なアイディアが創出されていて、“Fシステム(調達DX)”、“溶接工場フランチャイズ”、“拠点戦略工場”…そして、最近、私が盛んに言っている“居抜きフランチャイズ工場”などなど、アイディアは無限大。そのキーワードになってくるのが・・・『夢』、『未来価値』、『そうぞう』、『共創』になってくると思われます。
 
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今年のツガワの“挑”、“挑戦”は、九州で狼煙が上がりました。これは、これから延々と続くツガワのイノベーションがスタートする狼煙であります。イノベーションには、エネルギーと共に“挑戦心”が必要と申しました。つまり、それは、我々個々人の中にあるエネルギーの放出であり、挑戦する心ということ。そして、そこに必要な唯一のことが、
 
『自分の頭で考えること。そして、それを実行(行動)すること。』
 
であります。ツガワは評論家集団ではなく・・・自分の頭で考え、自分の体で実行(行動)する集団であります。ツガワのイノベーションにどうぞご期待下さい。
 
最後にご報告が・・・
 
8月7日、8日に“さくらホール feat. ツガワ”を全館貸切ってツガワまつり(仮称)を開催します。恐らく、ここでツガワのサスティナブルブランディングやブランドプロミスが初めて外部に公表されることになります。ツガワという会社名の由来がブランドプロミスの原点になっているのでは?と、最近ふと考えることがあります。ツガワは、いつ如何なる時も地域と共にあり、地域と共に発展することが最大のミッション。そして、経営理念にある通り、社員の平和と安定こそが最も大切にせねばならない企業価値。それらをベースとして、全てのステークホルダー(仲間)と共に未来価値を考え(想像)、行動(創造)する会社であり、共創クリエイターである。それが正解であります。

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