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ツガワの描く未来・・・“価値創造”とは?

皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。2019年あたりから、何となく世界がおかしな方向に進んで来ている様な感じが致します。
単なる気のせいかもしませんが・・・2019年あたりから新型コロナウイルスが、2022年にはロシアのウクライナ軍事侵攻が、そして今年(2023年)は、過去100年で最も地球の気温が上がりました。また、今年は世界同時インフレにより物価が異常急騰しております。日本においては、急激な円安により消費者物価はもとより、企業物価もそれに追随する形でぐんぐんと上昇。特に、企業においては・・・調達品の高騰、人件費高騰(それに加えて人材不足のダブルパンチ)、エネルギー価格上昇、増税(10月1日から始まるインボイス制度の影響は?)、ゼロゼロ融資返済本格化・・・等々、四面楚歌、崖っぷち常態がここに極まりつつあります。中小企業においては特に、仕入価格上昇を売値に転嫁出来ないでいる状況。今後どんどん追い詰められて来ることが予想されます。
国民個々人においても然り!消費税が導入される前の1989年と比較すると、その厳しさがよく分かります。
 
1989年  国民負担率 約30% 消費税 ゼロ
 
2021年  国民負担率 約48% 消費税 10%
 
2023年~ 国民負担率 50%を超える? 消費税 15%?
 
※国民負担率とは、租税負担+地方税+社会保障負担の合算。
 
それに加えて、“失われた30年”により、この30年間で賃金上昇はほとんど無し。即ち、消費税が導入されてから30年間、全く日本は前に進んでいないということ。それが更に・・・・・
 
経済の難しいことは分かりませんが、これだけ見て思うことは・・・、今直ぐにでもやり始めねばならないことは・・・、
 
企業としては、
 
『適切なタイミングで断続的な“値上げ”を行うこと』
 
消費者(企業が行うことだが)としては、
 
『インフレ率や国民負担率を鑑みて“賃金アップ”を行うこと』
 
正に、この大変重要で大切な“今直ぐやらねばならないこと”の当事者である私を含む企業経営者の取り組みや覚悟は重大であります。私自身、軽々に言える立場にはありませんが、今の日本の状況を打破するには、真のインフレに強力に誘導すべく、適切で正当性のある“値上げ”をすべきと考えます。因みに、真のインフレとは、輸入品などに纏わる仕入れ価格上昇分だけでなく、人件費や会社の適正利益分を含めた価格上昇のことであります。

それに伴って、企業は“賃上げ”も積極的に行うべきと考えます。では、適切で正当性ある“値上げ”交渉が不備に終わったらどうなるのでしょうか?それでも“賃上げ”を行うべきか?これは、今の状況では非常に難しい問題であります。が、そんなことを気にしていたら、これからまた“失われた○○年”が再開されます。今でも、既に、日本人のメンタルは“失われた30年”がジワジワと継続していることに諦めムードが漂っております。これから更にそれが延々と続くとなると、諦めが当たり前になり、日本経済全体が足腰立たぬ状態になってしまいます。では、一体どうすれば良いのでしょうか?
 
ツガワはこう考えます!
 
『明るい未来を描くには“価値創造”が必要である』
 
と、また、それを具現化すべく以下のことをツガワ全社で実施しております。
 
『“価値創造”をこれまでとは全く違う次元で実現・実行する』
 
具体的には、当社を取り巻く全てのステークホルダーの“価値”を高めようという取り組みであります。
 
また、以下の点も注意しております。
 
『権利だけ主張していても何も始まらない』
 
この“失われた30年”の間、何となくではありますが、日本全体が膠着状態になっていたのは・・・諦めと同時に、この感情が大きかったのではないかと私は思うのです。
 
『“価値創造”無き・・・“値上げ”や“賃上げ”は一切認められない』
 
という、厳しい現実も忘れることなく、ツガワグループは前進して参ります。ツガワが目指す“価値創造”は、“顧客”と“マーケット”が正当に評価頂くわけですが・・・ここ最近、ツガワの“価値創造”が徐々に“顧客”や“マーケット”に認められつつあることを実感しております。ただ、まだまだ“全く違う次元での実現・実行”は道半ばであります。引き続き、気を引き締めて、既成概念を取り払い、“価値創造”を考え、実現・実行して参ります。
 
今日は、冒頭、日本が置かれている危機的状況に始まり、価値創造による真のインフレに対する処方箋(“値上げと“賃上げ”)に関して忌憚なき意見や考えを縷々述べて参りました。ツガワグループは、“価値創造”について、これまで積み上げた“価値”と、これからのマーケットや社会が必要とする“価値”の二つの価値の創造を強く志向して参ります。では、ツガワのこれまでとこれからの“価値”とは?
 
“品質”、“環境”、“固有技術”、“エネルギー”、“トータルなモノコトづくりソリューション”、“人”、“設備”・・・まだまだあるでしょう。
 
ツガワに描く未来・・・そこには、必ず、その時代時代に求められるモノやコトに対応したツガワ独自の“価値創造”が存在します。今も、そしてこれからも、ツガワの“価値創造”にご期待下さい。

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