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ツガワブログ

“ツガワ3年半の計”について

皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。
ツガワは現在、“ツガワ30年の計”という長期経営計画のもと、100年企業(2053年)に向けて邁進しております。ただ、この大計が成就するか否かは、これから3年半の取り組みによるという大いなる危機感を私は持っております。
 
『この(2024年)12月1日から2027年5月31日の3年半で“ツガワ30年の計”のほとんどの部分が決まってしまう。』
 
この意識を全社員で共有して参ります。
 
新しいツガワに変わるべく、相当なる産みの苦しみがあることが予想されます。それは、会社としても、BU(ビジネスユニット)としても、工場としても、組織としても、個々人としてもです。恐らく、世界的な景気循環の流れを受け、リーマンショックの様な極めて厳しい環境が襲ってくることも十分考えられます。人、物、金、情報、戦略など経営のあらゆる側面で、著しい変化に直面することでしょう。
しかしながら、その半面、これまで経験したことのないレベルの巨大なチャンスが目の前に迫って来ていると私は確信しております。ただ、このチャンスは、厳しい事業環境や、とんでもない変化を乗り切った者(会社や個々人)のみが遭遇することが出来るものであることへの認識を持たねばなりません。ツガワが、もし、この3年半を無難に、ソツなく、大した痛手(良い意味での)を受けない様な取り組みしかしなければ、多分、全くこのチャンスを見ることが出来ないと思います。このビッグチャンスを見るか見ないかは、これからの我々ツガワの努力次第になりますが・・・
この努力が曲者で、多少の努力をした程度では先ずこのチャンスを拝むことは不可能です。3年半後に全く違った風景(経営的な)が見えていれば、恐らく乗り切ったことになるでしょうし、今と同じ様な風景が目の前に広がっていれば普通の会社のままであるのでしょう。正直なところ、今のツガワはいたって普通の会社であります。いや、多少努力の片鱗が見え隠れする会社かな?決して悪い会社ではありません。が、取り立てて良い会社でもありません。この現状認識は非常に重要であります。何故ならば、今のツガワがとっても良い会社であるという誤認は、これからの極めて重要な3年半における重い足枷になるからです。つまり、今のツガワは・・・“まだまだ、未だ未だ”の会社なのです。“未だ”即ち“未”の意味をご存知でしょうか?未年(ひつじどし)の“未”などと暢気なことを考えていてはなりません。“未”とは、“木”という文字に“一”のついた文字。この意味とは・・・・・
 
『剪定前の木』即ち“木は剪定するとグングン伸びるのですが、その前の状態”という意味なのです。そして、この“剪定”こそがこれから3年半でやらねばならない・・・厳しい事業環境やとんでもない変化を乗り越えるためにやらねばならない“改革”なのです。“剪定”(改革)をやらねば3年半後もただの普通の会社。しかし、果敢に“剪定”(改革)をやれば、グングン伸び続ける会社になっていると思うのです。
ということで、現状のツガワは、“まだまだ、未だ未だ”の会社でありますが・・・今日は、11月に遭遇(体験)した様々な現象について少しお話します。私は、この現象は、“剪定”(改革)前の地鳴りの様な前段?序章?であると受け取っております。
 
 
☆ツガワの存在感を実感
 
1.去る11月22日に九州において某客先より
 
 1)九州に黒船到来と九州の板金会社の間では大きな話題になっている。ある意味震撼している。
 
 2)同時に、それら板金会社はツガワへの警戒を高めているということ。日本一の板金会社という共通認識がある様。
 
 3)その一方で、客先各社からは需要増、発注先難、人材確保難の救世主的存在とも受け取られている。
 
2.お客様からの緊急依頼
 
 1)某客先から、今後の入札案件の全てをツガワに集約したい旨のお話を頂く。部品レベルの受注から一気に完成品レベルになる。
 
 2)幾つかの客先から、既存パートナー企業の生産力不安(現在から未来における)の為、ツガワに発注を集中させたい旨のお話を頂く。
 
 3)某客先(半導体製造装置の世界的メーカー)からは、2032年に向けた生産能力アップの大きなご期待を頂いている。その期待にお応えすべく、大型投資に踏み切る。
 
4.去る11月29日に二戸工場にて経営セミナー開催
 
アルファTKGとツガワ二戸工場が共催した経営セミナーが開催され、約35名の同業者の皆さんにお越し頂きました。アルファTKG社製アルファジュリア(AI搭載型ファイバーレーザー加工機)を日本一上手に使いこなすという点でも同業他社は大注目。また、日本一の板金メーカーであるツガワの工場を見学出来たということで大いに盛り上がりました。九州のみならず、全国的にツガワの注目度が極めて高いことが伺えます。
 
5.変わるツガワの前哨戦か?
 
 1)自社製品アイデア募集に293件のアイデアが寄せられた
この数には本当にビックリしました。ツガワのオリジナリティ追及の動きがマグマの様に湧き上がっていることを実感。
 
 2)全社的に行った意識調査アンケートの結果
64%の皆さんが挑戦意欲溢れていることを数値的に確認。これは驚きの数値。これから戦うぞ!意欲が漲っていることを嬉しく感じた。
 
☆ツガワブランドについて
 
1.サスティナブル経営(プロジェクト)
 中小・中堅企業では非常に珍しい取り組みで、その取り組み内容は日本でも最先端をいっているとのこと。(コンサルを依頼しているタナベ経営談)ツガワ3つの事業と連動させ・・・受託開発生産事業、総合物流事業、自社製品事業という三つの側面からツガワ独自のブランド構築を行っている。
 
2.工場ブランディング
この12月からいよいよスタートする5つの新工場設立を皮切りにして、全ての工場、事業所において工場ブランディングを進める。“価値創造”と“地域創生”というツガワ経営の二本柱を組み込みたい。その一例としては、“地元地域と共に創る工場”という国内外で前例の無い取り組みを具現化したい。
 
3.ツガワのブランドイメージの再確認
これは、サスティナブル経営(プロジェクト)でも話題になったことだが・・・・・
多くのお客様のこれまでのツガワへのイメージは、「ツガワならきっとやってくれる」という期待を常に持たれている。多くのお客様のこれからのツガワへのイメージは、「ツガワには、圧倒的なシェアをもってモノづくりにおける全ての業務を請け負って欲しい。」という大きな期待や希望がある。
 
 ツガワは、これからも・・・果敢に挑戦し、想像を越える努力をし続け、3年半後、全く違った景色(経営的な)を見ることが出来る様な会社になります。どうぞご期待下さい。

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