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ツガワのゴール感(一旦のゴール)

ツガワの駒田です。
ツガワにとって、2025年11月30日~12月1日・・・この2日間は、上期から下期に移り変わるタイミング。大晦日~正月や新年度を迎える5月31日~6月1日の2日間よりもはるかに重要な2日間になります。
 
同じ様なことを以前にも感じたことがありました。それは、2020年度に大いなる目標を掲げ、力不足ではあったもののその達成を信じ、目標に向かって残り3年のスタートを切った2018年度地点。
ツガワグループは、2007年に米国のサブプライムローン問題、2008年のリーマンショックにより経営危機に陥りました。そして、その大いなる反省と悔しさを原動力とし、2009年のモラトリアム期間(経営再建)を経て、2010年度~2017年度と順調に業績を伸ばして参りました。そして、“一旦のゴール”を2020年度に置き、ジワジワと実績を積み上げながら臨んだ2017年度は経営再建以降で最高の業績をあげたのです。
ただ、確実に業績は伸びていたものの・・・“一旦のゴール”とした2020年度まで残り3年の地点。果たして、結果はどうであったのか?結果は・・・2020年度業績は最高業績を更新。しかしながら、2010年度のスタート時点で目指した“一旦のゴール”には行き着きませんでした。
人間というのは面白いもので、10年も経つと、あの時(2009年)の反省や悔しさがどこかに行ってしまい、10年間着実に業績を伸ばしてきたことや、前年度より業績アップしたこと、最高業績を更新してきたことなどに話題が摺り変わってしまい、変な満足感が会社中に漂ってくるのです。何の疑いもなく、極めて自然体にその結果に満足してしまうのです。その極めつけが・・・2022年度の過去最高実績の賑わいです。2024年度に過去最高業績を更新した時も同様。満足のハードルが下がっていることなどお構いなしで、現状の業績の出来栄えに満足してしまうのです。その結果、約束(一旦のゴールとした)の時であった2020年度から5年も経つのに、今だ“一旦のゴール”を追い駆けている始末。一体、どこでどう道を間違えたのだろうか?ただ、これまでの努力を間違いと言って良いのだろうか?まぁ、どちらにしても、2010年度の再出発段階で目指そうとした“一旦のゴール”は未だ達成出来ていないことは事実。
 
そして再び・・・2020年度から2027年度に“一旦のゴール”を置き換え、再挑戦し、その達成まで残すところ同じ3年という地点の2025年度。2018年度は・・・サブプライムローン問題~リーマンショック~東日本大震災という大変厳しい事業環境を経てきたタイミング。では、2025年度は・・・インフレや世界情勢の不安定さなど、経営環境はここ数年で最も厳しい状況になっており、むしろ2018年度の時よりも更に先行き不透明な状況にあります。
 
果たして、下期から来年、そして“一旦のゴール”を置き換えた2027年度までの見通しはどうなるのか?大幅改善は可能なのか?・・・答えは、YESであります。その理由となる・・・“新たなるプラン”の考え方や取り組みを今日は簡単にご案内致します。あとは、ツガワグループの持つ真の力、各BUの力、組織の力、社員の力、そして私自分自身の力を信じるのみ。
 
 
【考え方】    
 
『目標(BP)は達成すべき結果である。』
 
価値ある目標を設定することは困難だが、我々ツガワには既に価値ある目標たる“一旦のゴール”が示されている。それは・・・2027年度、2032年度それぞれの経営目標(BP)。“全てをゼロベースでスタートさせ、改革スピードを上げ、更なる企業体質強靭化を図る”を実現し、“一旦のゴール”の達成を目指す。
 
 
【取り組み】
 
1.3つの事業の徹底強化
 
1)受託開発生産事業
 ODMソリューション、OEMソリューション、板金ソリューションという3つのソリューションを全営業部門が販促。
 
2)総合物流サービス事業
 運輸・保管、3PLの他、12月1日より設置のトータルサービスをスタート。
 
3)自社開発製品事業
 空中タッチディスプレイ、循環式フライヤーフード、衣類消臭除菌装置、ドローンステーション、ゴルフソリューション、ロボットソリューションなどを順次販促。
 
※全ての事業で高付加価値ビジネスへの質的転換を図る。
 
 
2.人員計画
 
1)営業100人体制
 2028年5月までに、営業部員を100人まで増員。
 
2)技術者300人体制
 2033年5月までに、技術者を300人まで増員。
 
3)ツガワ流アメーバ経営検討開始
 2043年5月までに、100の事業(社長100人)をつくる
 
※高付加価値ビジネスへの質的転換のために必須。
 
 
3.ポイント
 
1)原価改革を強力に推進し、超生産性向上を実現する。
 
2)内製化から外製化へ再び方向転換
 
3)自社製品の開発販売体制の強化を図る
 
※創出された付加価値を賃金上昇につなげることが重要
 
 
2025年12月1日・・・ツガワグループは、明確なゴール感(一旦のゴール)を持ち、これより力強く進んで参ります。

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