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ツガワブログ

危機に強い会社を目指す

 皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。“行く(1月)、逃げる(2月)、去る(3月)”の通り、3月があっと言う間に過ぎ去ろうとしております。年々その早さを増す桜の開花が更に背中を押している感覚であります。コロナが感染症5類に変わる5月8日を待たず、3月13日より解禁になったマスク着用義務で世の中の雰囲気が少し変わり、その翌日14日に桜の開花宣言(東京)でその変化が明るさに変わり・・・社会全体のスピードがどんどん上がっていく様な感覚です。
3月の最終日である31日は当社の入社式があります。変化が明るさに変わり、月末以降には新鮮な風が吹いて参ります。今年に限っていえば・・・足早に“去る”3月は、そのスピードと共に、世の中を変え、明るくし、新鮮な風によって新しい何かが生まれてきそうな予感が致します。何だかウキウキします。
今、ツガワは5月の年度末に向けて日々良いこともあり悪いこともありますが・・・良いことは良い、悪いこともまた良いといった前向きな気持ちにさせてくれる良き3月であります。敬愛する本田宗一郎氏(ホンダ創業者)の言葉にあります通り・・・ツガワは、良いことは良いに拍車をかけるべく“得手に帆を揚げる”を実践して参ります。また、悪いこともまた良いとすべく“不得手にも帆を揚げる”(そんな言葉は無いが)をも実践に心掛けます。特に私は・・・悪いことに蓋をせず、悪いこと即ち“問題”を直視し、その“問題”を早期に改善し、悪いこと(不得手)を良いこと(得手)に変えることが大事であると思っております。即ち、“悪いこと=問題=不得手”の中にこそ次なる成長や成功の芽があると思うのです。そして、今後起こり得るどの様な問題や危機に対しても強い会社になる様、力を尽くして参ります。
 
問題意識や危機意識という点で・・・私は日本のモノコトづくり業界、特に中小零細モノコトづくり企業の未来に強烈な憂いを抱いております。
そんな中で、感じることがあります。それは・・・
 
『日本のモノコトづくりを支え、変え、牽引するツガワ』
 
という使命(私が勝手に思っていること)を果たす時が待ったなしでやって来たという兆しであります。いよいよ、ツガワが本領を発揮する転機と好機が同時にやってきたといえば分かり易いかもしれません。ただ、今年2023年、ここで何かをせねば使命を果たすどころか転機も好機もやってきません。
一般財団法人日本総合研究所会長の寺島実郎氏がこんなことを言っております。
 
『2023年は、戦後77年の年であると共に、これより77年後にやってくる22世紀(2100年)へのスタートの年。この2023年をどう過ごすかで、これからの日本は大きく変わる。良くもなるし、悪くもなる。』
 
2022年までの日本(と日本のモノコトづくり)を総括し、2024年からの日本(と日本のモノコトづくり)を真剣に考える・・・言い過ぎかもしれませんが、日本にとって21世紀で最も重要な1年が今年、2023年なのではないでしょうか。この大切な年が当社70周年と重なるのも単なる偶然ではない様な気が致します。“ツガワ30年の計”(100年企業を志向)を考えること即ち、100年以降のツガワを考えることでもあります。今まであまり考えたことがなかった22世紀(2100年以降)のツガワはどうあるべきか?そんなことまで気持ちが飛んでいきます。
 
それでは、包括的な観点から危機迫るモノコトづくり業界の未来に向けて、一体ツガワはどの様にして危機に強い会社になろうとしているのか?その為に、具体的には何をやっている会社なのか?また、やろうとしている会社なのか?以下、4つ(の事業)の観点から簡単にご説明しましょう。
 
1つは、『受託開発生産専門メーカー』ツガワ
 
今現在のツガワは、ほぼほぼ『受託開発生産専門メーカー』であるといっても過言ではありません。ツガワ語で“EDMS(F-EDMS)企業”、世間一般的な表現でいえば“ODM/OEM/EMS企業”であります。何れにせよ、自社ブランドに関する商品はほとんどなく、どこまで行ってもブランドメーカーの縁の下の力持ち的存在です。“日本のモノコトづくりを支え、変え、牽引するツガワ”という使命の大部分は、この立場によるところであります。
 
2つ目は、『自社製品(自社ブランド)メーカー』ツガワ
 
今現在のツガワは、『自社製品(自社ブランド)メーカー』として黎明期にあります。“他に無いモノコト、世界初のモノコト、見たことも聞いたことも無いモノコトへ挑戦するツガワ”という開発コンセプトのもとで、空中浮遊ディスプレイをはじめとした製品を開発しております。これから数年かけて、本格的事業化に向けて着々と準備して参ります。
 
 
3つ目は、『自社開発メーカー』ツガワ
 
今現在のツガワは、『自社開発メーカー』としてあらゆる角度から検討(一部具現化)している状況にあります。自社製品(自社ブランド)と同様に、“他に無いモノコト、世界初のモノコト、見たことも聞いたことも無いモノコトへの挑戦”をテーマに掲げつつ、近い将来必ずや深刻化するであろう生産現場の人手不足への対応も大きなテーマになります。社内工場をマーケットと見立てた開発プロジェクトを幾つかスタートしております。
 
4つ目は、『3PL』ツガワ
 
今現在のツガワは、『3PL』の可能性を模索しているところです。モノコトづくりにおける物流は非常に重要であります。ともすると、つくっておしまいといったことになりがち。多くのお客様も同様で、つくることに関しては注力していますが、つくった後の物流に関してはさほど突っ込んだ取り組みはしておりません。これから、俄然注目されるのは、モノコトをつくってからの・・・運送、保管、設置、保守はもとより、商品(製品)管理や3R(リサイクル・リユース・リデュース)であります。
 
上記4つ(の事業)に共通するところは・・・“ツガワオリジナル(オリジナリティを追及するツガワ)”であると私は考えております。ありきたりではダメ、他社のモノマネではダメ、言われたことしかやれない様な会社ではダメという思いからの考えです。これらツガワの取り組みにご期待下さい。

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