ツガワが取り組む“超”活動!!
皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。
あれほどまでに暑かった夏が、いつの間にかあっと言う間に過ぎ去って行ってしまいました。秋を飛び越えて、冬の入口にいきなり立たされた感があります。
去る10月4日の自民党総裁選から僅か三週間あまりの間に繰り広げられた“高市劇場”も、21日に女性初の総理大臣誕生をもって一旦終焉。そして、所信表明演説も終わり、この後は政治家の皆さんそれぞれの本気、思惑、妬み、そして恒例の足の引っ張り合いなどの“高市劇場”第二幕が始まります。いや、もう既に始まっている様です。私の意見は単純明解!「高市さんガンバレ!!」ただそれだけです。
それでは、これよりは政治の話は一旦脇に置いておいて、本業に取り組むまでです。そこで大事になってくるのは、国内外の激しい政治情勢の変化により巻き起こる様々なムーブメントを敏感に捉え、恐らくはこれまでになく沸き起こってくるであろう大きな大きなビジネスチャンスの波にしっかりと乗ることであります。もう一度申します。なかなか見ごたえ聞きごたえのあった“高市劇場”は、我々経済人の中では一旦脇に置く。この後に悲喜こもごも出てくるであろう事象に一喜一憂することなく、我々は一意専心、本業に真剣に向き合わねばなりません。
大きな大きなビジネスチャンスをいち早く見つけ、見つけた幾つかの(たくさんあればたくさんの)チャンスに照準を絞り、具体的な動きを一刻も早くとっていかねばなりません。
『全てをゼロベースでスタートさせる』(2025年度の当社行動指針)
このスタートが1日遅れれば膨大な損失を生むことを忘れてはなりません。これは、絞ったチャンスやボトルネック、最優先課題に対するアクションのことであります。
人は誰も、日々忙しい中で仕事をこなしていると、知らず知らずのうちに、仕事を左から(右からでもよい)順に進めようとします。つまり、優先度を全く考えずに・・・午後でいいことを午前中やろうとする、明日でいいことを今日やろうとする、来週でいいことを今週やろうとする。そして、午前中、今日中、今週中にやらねばならないことがおざなりになる。この様な仕事の仕方を日本人はよくやってしまいます。ここが欧米人と違うところ。欧米人は、常に最も優先度の高い仕事からこなしていきます。我々もそうあらねばなりません。繰り返し言います。“絞ったチャンス”、“ボトルネック”、“最優先事項(トッププライオリティ)”を今直ぐ、そう正に今即座にスタートせねばなりません。躊躇してはなりません。
そして、その際に一つ気をつけねばならないことがあります。上記3つ以外の余計なことは一旦忘れること。平たく言えば・・・頭の中の“メモリーを空けろ”ということ。メモリーがいっぱいでは、最も重要な3つのことがなかなか頭に入っていきません。それどころか、せっかく重要な3つを見つけ出してもその様な頭の状態では、はじかれてしまいます。
ではでは、今日はこの“絞ったチャンス”、“ボトルネック”、“最重要事項”といった3つの重要事項について、ツガワが今、何をしようとしているかを簡単にお話したいと思います。
【絞ったチャンス】
これは、一言で申せば・・・『マーケット』であります。
よくマーケティングという言葉を耳にすると思いますが、そのことであります。大きな大きなチャンス即ち大きな大きな“マーケット”をあらゆる手段を駆使して見つけることが肝要。そして、その見つけ出したマーケットに対してツガワがやることがズバリ・・・
『未来をつくるツガワの新提案』
であります。では、『未来をつくるツガワの新提案』のコンセプトと内容を以下に。
コンセプト(キャッチフレーズ)は・・・・・
『社会課題を未来価値に変える次世代ソリューション』
次世代ソリューションとは・・・・・
『自社開発製品ソリューション』
非接触ソリューション “空中タッチディスプレイ”(商品名:AIR Smart Terminal等)
厨房ソリューション “循環式フライヤーフード”
消臭・除菌ソリューション “衣類消臭除菌装置”
物流ソリューション “ドローンステーション”(商品名:SKY DOCK)
ゴルフソリューション “ゴルフソリューション”
工場ロボットソリューション “工場ロボットソリューション”(商品名:G仕上げロボ(仮称)等)
『総合物流サービスソリューション』
3PLソリューション
『板金加工ソリューション』
『OEMソリューション』
『ODMソリューション』
そして、これら次世代ソリューションをツガワ独自のものに昇華させるエンジンが・・・
『JapanblueS』
というツガワのブランドメッセージなのです。
大事なことは・・・常に日本、日本人という立ち位置を忘れず、世界、宇宙という大局に立ち、ツガワ独自のソリューションを追及する強いモチベーション。この思いを込めたメッセージがJapan blueSということです。
【ボトルネック】
このボトルネックについては、ツガワグループ共通で最も重要なボトルネックについて以下に。これは、中小モノづくり企業に共通するものであると思います。
ツガワグループ最大のボトルナックとは・・・・・それは、
原価改革
どんなに世の中がインフレに振れても、モノづくりデフレ(良い意味での)マインドは重要。飽くなき、果てしなき原価改革を推進せねばなりません。ここで重要なことは、従来から使われてきた原価改善、原価低減という言葉は、“ゼロベースでスタート”の観点から一旦忘れることにします。“改善”でも“低減”でもなく・・・我々(モノづくり企業)がやらねばならないことは、“改革”であります。
では、今後どの様にしてこの原価改革を強力に推進していかねばならないかを以下簡潔に、
1.(労働)生産性こそがモノづくり企業の最重要経営指標の一つであることを全社全員が再認識する
2.(労働)生産性を上げるには、技術力、設備力、調達力(P企業の力)が必要。
3.開発力と設計力の妙
いわば、(労働)生産性も品質も源流でおさえねば根本的解決には至りません。生産現場での作り込み(生産技術・製造技術)を得意とする日本の良さを残しつつ、今後は・・・開発力と設計力を大いに上げる必要があります。
【最優先事項】
ツガワは、これまでもこれからも以下のあげる3つ(連結業績・品質・労働生産性)の最重要経営指標を超優良企業レベルまで引き上げることを最優先事項として取り組んでおります。
我々ツガワにとって最も大切なこの3つの上記重要事項についてですが、実はこの3つは・・・“超”生産性向上(ツガワが取り組んでいる“超”○○の一つ)において最も重要なことでもあるのです。それは何故か?当たり前のことですが、生産性向上にとって一番大切なことは余計なことをやらないということ。よく“ムダとり”とか言いますが正にそのこと。現場の“ムダとり”ならぬ、仕事の“ムダとり”=“余計なことはやらない”=3つの重要事項(絞ったチャンス、ボトルネック、最優先事項)を今直ぐ全力で取り組むことこそが“超”生産性向上に直結すると考えます。ツガワは、目下、生産性向上のみならず様々な仕事の“超”活動を推進中です。
最後に・・・・・
高市内閣の再重要ポストである財務大臣に就任された片山さつき氏。彼女の就任挨拶の冒頭の言葉に偉く感動している。それは、
『究極の目的は成長する日本を将来に残すこと。この国を夢や期待が残る国にしなければならない。』
実に男気(女気)溢れる言葉です。私は、毎週、週初めのシステム手帳の冒頭にこんなことを書いております。
“夢をカタチに、未来に夢を”と
片山さつき財務相と同じく、私もまた・・・
『究極の目的は成長するツガワを将来に残すこと。ツガワを夢や期待が残る(持てる)会社にしなければならない。』
という強い思いを持って経営に邁進して参ります。
