皆さん、こんにちは。ツガワの駒田です。
 
当社工場がある東北では、お盆が過ぎると一気に秋への歩を早めるのですが、今年はその日常が崩れかけております。まだまだ本当に暑いし、湿気もあり、これはもう残暑といった生半可なものではなく、本格的真夏の暑さといったところです。また、９月初旬から始まる秋祭りが始まる頃には、グッと季節が秋へと足早に向かうのですが・・今年はどうでしょうか？世界中が過去１００年で最も暑い夏を経験し、暑さ対策というよりも、本気になって地球温暖化、脱炭素社会に向けた取り組みをせねばならないという世界共通認識が生まれております。
コロナ禍では、人や物の移動が制限されたことにより、地球環境が改善に向かい始めたということ（ニュース）が一時少しだけ話題になりましたが・・・。
今では元の木阿弥どころか、環境破壊が更に加速されている様に思えます。観光地では、コロナの5類感染症移行に伴い、インバウンドの戻りや円安、そして大型連休がフォローの風となり大きな期待があったと思います。しかしながら、台風や大雨などにより、それが脆くも崩れてしまう地域も数多くありました。コロナによる人や物の移動制限、インフレや為替変動による景気への影響、自然災害による経済への打撃・・・これらの問題は、日本だけのことでなく、その全てが世界と緊密に連動しております。よく、“風が吹けば桶屋が儲かる”と言われますが、これからは、ひとたび何らかの“風が吹けば”、“桶屋”だけでなく、良いことも悪いことも様々な○○屋が影響を受ける世の中になるのではないでしょうか。
 
よって、もっともっと市場（マーケット）を読む眼力を鍛えねばなりません。我々ツガワは、その仕事柄から市場（マーケット）をお客様を通して見るクセがあります。受託開発生産専門メーカーとして、それは仕方ないことだと思っておりました。ただ、従来の“モノづくり”であればそれでも良しとするところですが・・・これから１００年企業を目指すツガワは、“モノづくり”は勿論、“コトづくり”をも志向していかねばなりません。いや、“コトづくり”こそ力を注がねばなりません。
よって、一刻も早くその考えを変える必要性を感じているところです。
つまり、お客様を通して市場（マーケット）を見ようとする習性（クセ）、ここにメスを入れねばならないのです。生真面目（悪い意味で）だけの“モノづくり”に執着していては、肝心な市場（マーケット）の本質、変化、スピード、ボリュームなどを見失ってしまうことになります。
最近強く感じることは・・・市場（マーケット）とお客様の狭間で発生する違和感であります。具体的に言うと、市場、特に世界市場に対する著しい遅れ感と言えば良いのでしょうか。国内市場だけならば然程違和感は無いと思いますが、これからの日本はどんな市場のどんな企業（優良企業は特に）でも、目指すは世界市場であります。国内市場だけに目を向けて、ぬくぬくと、茹でガエルの様になり、市場（世界市場に向けた）の本質、変化、スピード、ボリュームに気づかないでいるツガワであってはならないと考えております。
 
そこで、今直ぐにやり始めることを以下に。
 
☆市場（マーケット）を自分自身（ツガワ自身）の目で直接見ること。
 
☆世界市場に目を向け、その本質、変化、スピード、ボリュームにいち早く気づくこと。
 
そして、この二つの行動を“ツガワ３０年の計”で定めた“５つの事業”で実行して参ります。
 
≪ＥＤＭＳ事業≫
 
多種多様な業界に対し、受託開発生産事業を展開するツガワ独自のビジネスモデルを考えるにおいて・・・実行
 
≪Ｆ－ＥＤＭＳ事業≫
 
新しいパートナー企業連携によるファブレス生産を全国で展開するツガワ独自のビジネスモデルを考えるにおいて・・・実行
 
≪３ＰＬ事業≫
 
新しい物流オペレーションを独自の管理システムで展開し、物流の最適化を図るビジネスモデルを考えるにおいて・・・実行
 
≪自社製品≫
 
一歩先を行く市場ニーズを掴み、真に世の中に役立つツガワ独自の製品開発・生産・販売を行うことを考えるにおいて・・・実行
 
≪自社開発≫
 
自社工場をマーケットに見立て、少量化・自動化製品の研究開発を行う。自社製品化も視野に入れることを考えるにおいて・・・実行
 
そして、何よりも大事なことは・・・“モノづくり”、“コトづくり”問わず、ツガワが誇る『ツガワクオリティ』を中心に据えて実行すること。『ツガワクオリティ』とは、単にモノ（製品）の質だけでなく、コト（マーケット視点）の質であり、ツガワ全社員の質のことであります。これらの“質”を限りなく向上させることこそが『ツガワクオリティ』であります。
 
ツガワの目指す“モノ・コトづくり”にどうぞご期待下さい。